義務教育学校の校章と校歌を発表 福島県大熊町に4月開校

 

廣村さんがデザインした「学び舎 ゆめの森」の校章

 

2022/02/15 21:10

 

振付に合わせて新たな校歌を歌った熊町、大野の両小と大熊中の児童生徒ら

 

 大熊町教委は15日、4月に開校する義務教育学校「学び舎(や)ゆめの森」の校章と校歌を発表した。熊町、大野の両小と大熊中が入る、会津若松市の旧河東三小で行った「未来デザインワークショップ」でお披露目した。

 校章は東京五輪開会式のスポーツピクトグラムの開発に携わった廣村正彰さんが制作。コミュニケーションで活発な交流を生む人のシルエットと大熊町の「大」の字をモチーフに、それらが重なることで校名にも入る「森」をイメージしたデザインになっている。

 校歌は詩人の谷川俊太郎さんが作詞し、息子の谷川賢作さんが作曲した。俊太郎さんによると、学校は子どもが家庭と異なる人間関係に入り、自分が人間関係に組み込まれていることを徐々に自覚する場だとの思いから、歌詞のアイデアが生まれたという。

 ワークショップには児童生徒8人が参加した。校章のデザインの特徴や込められた思いなどを発表し、振付に合わせて校歌を合唱した。見守った保護者らから拍手が贈られた。大熊中1年の斎藤羽菜さん(13)は「校章も校歌も大熊の自然や人のつながりを大切にするところが詰まっていると感じた。新しい学校も笑顔であふれる場所にしたい」と話した。

 

■学び舎 ゆめの森 の うた

 

ひとりっていいな ルンルンルン

みんなもいいな グングングン

ひとりもいいけど でも やっぱり みんなといっしょがいいな

 

ぼくとあなたと

わたしときみと

すきなものは ちがうけど

きらいなものも ちがうけど

ひとりとひとりとひとりでみんな

ひとりとひとりとひとりでみんな

 

ゆめのもりで

いっしょにまなぶ

ゆめのもりで

いっしょにあそぶ

 

それぞれのあすをさがして

きょうのおおきなそらのした

 

ドレミファソラシド

ドシラソファミレド

 

ゆめのもりで

まなんであそぶ

 

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