「ふくしま浜通り高校生会議」のメンバーらが岸田首相に提言

 

2022/03/30 09:25

 

 「ふくしま浜通り高校生会議」のメンバーらは29日、官邸で岸田文雄首相に復興に向けて進む福島県について対話する場の設置などを盛り込んだ提言書を手渡した。岸田首相は「福島の課題を全国で考えるのは大変重要。政府としてもどうすべきかぜひ考えたい」と検討する考えを示した。

 高校生会議は広野町のNPO法人ハッピーロードネットの主催で、県内の高校生が廃炉や処理水など本県の課題に理解を深めている。提言書では、処理水などの基礎知識の義務教育での導入などを求めている。岸田首相は「真剣に考え、提言をまとめた努力は素晴らしい」とたたえ、若い世代による現状発信を期待した。

 町田暖稀さん(磐城桜が丘2年)は取材に対して「世界情勢などが厳しい中、首相に真剣に考えてもらえてありがたかった」と話した。田中愛梨さん(相馬2年)、鈴木唯生さん(磐城桜が丘2年)、武田隼輔さん(安積1年)、佐藤虹羽さん(白河旭2年)、ハッピーロードネットの西本由美子理事長、森雅子首相補佐官(参院本県選挙区)が一緒に訪れた。

 

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