「ゼロカーボンシティ」を宣言 福島県南相馬市 2050年までに温室効果ガス排出ゼロ
2022/04/05 09:18
福島県南相馬市は4日、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」を行った。再生可能エネルギーの推進などを基本方針に、今後、計画を策定し、具体的な検討を進める。
同日、門馬和夫市長が記者会見で発表した。同市は日照時間が長い土地柄で、これまで大規模な太陽光、風力発電所の整備など再生可能エネルギーの普及促進に取り組んできた。さらに推進し、エネルギーの地産地消を目指す。2023(令和5)年10月に、削減目標や具体的施策を盛り込んだ第3次市環境基本計画を公表する予定。
門馬市長は市の課題として運輸部門(自動車)の排出量を挙げ、「公用車に電気自動車の導入を目指す。持続可能なまちづくりへの新たなスタートとして引き続き努力したい」と語った。