坂本龍一さんらの「D2021」とコラボ お酒と楽曲アルバムのセット「土―D―」24日発売 福島県南相馬市小高区の酒蔵
haccobaとD2021がコラボレーションしたお酒と音楽「土―D―」
2022/05/24 09:57
福島県南相馬市小高区の酒蔵「haccoba―Craft Sake Brewery―」(ハッコウバ)が「D2021」とコラボレーションしたお酒と楽曲アルバムのセット商品「土―D―」(ど)が24日から販売される。
D2021は音楽家の坂本龍一さんや人気バンド「ASIAN KUNG―FU GENERATION」の後藤正文さんを主宰とし、東日本大震災(Disaster)から10年(Decade)を節目に社会問題など多様な「D」をテーマに過去や未来を志向するプロジェクト。
「土―D―」は後藤さんをはじめ5組のアーティストが、こうじ菌や酵母といった酒造りに不可欠な微生物に聴かせるべく制作した音楽と、その音や振動を伝えながら醸した酒がセットとなっている。
ハッコウバ代表の佐藤太亮さん(30)によると、酒は小高産のコメを原料に、バランスが取れた深みのある味わいに仕上がったという。一般販売を前に22日、D2021と都内で開催した完成記念イベントで振る舞われ、味わった人々からは「染みいるような味わい。魂に響く」と称賛の声が上がったという。500ミリリットル入りで8800円(税込み)。数量限定で、ハッコウバの店頭やオンラインストアで販売する。