福島第一原発など視察 復興状況を確認 将来世代応援知事同盟
東日本大震災・原子力災害伝承館で震災の津波で変形した消防車を視察する各県の知事ら。右は鈴木副知事
2022/05/25 17:30
福島県など21県の若手知事でつくる「日本創生のための将来世代応援知事同盟」は25日、東京電力福島第一原発や双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館を視察し、震災、原発事故当時の状況や福島県の復興の現状を確認した。
Jヴィレッジ(楢葉・広野町)で24日に開かれたサミットに参加した知事らのうち、滋賀、広島、宮崎、鹿児島4県の知事、福島県の鈴木正晃副知事が視察した。東日本大震災・原子力災害伝承館では館内を一周し、震災の津波で変形した消防車や当時の様子を記録した写真などを見て回った。原発事故の水素爆発の様子や避難生活の状況などをまとめた映像も視聴した。
視察終了後、鈴木副知事は報道陣の取材に、「本県の今の状況を見てもらえたのは収穫。復興に向かう未来への歩みを各県の知事に伝えられた」と成果を強調した。