大病克服、渾身の演奏 福島県相馬市ゆかりのバイオリニスト天満敦子さん 東京でリサイタル

 

演奏を披露する天満さん(左)

 

2023/05/14 16:00

 

 福島県相馬市ゆかりのバイオリニスト天満敦子さんのリサイタルは13日、東京都の紀尾井ホールで開かれた。2021(令和3)年に頸椎(けいつい)損傷と診断され、公演は1年半ぶり。大病から奇跡的に復活を果たし、大勢の聴衆から祝福を受けた。

 オフィス天満の主催。名器ストラディバリウスを駆使し、ヘンデルの「ソナタ第4番」、ポルムベスクの「望郷のバラード」など14曲で渾身(こんしん)の演奏を聴かせた。ピアニスト岡田博美さんが共演した。

 天満さんは手術を受け、現在もリハビリを続けている。演奏後は時折涙を見せながらリサイタルに至るまでの思いを振り返り、観客に感謝の気持ちを伝えた。演奏後のサイン会には長蛇の列ができた。

 

■「今後も福島で弾く機会を」

 天満さんは終演後、福島民報社の取材に応じ、「東日本大震災の被災地で演奏会を開いたことなど、福島には多くの思い出がある。福島の皆さんから多くの勇気をいただいた。小さなコンサートでも構わないので、これからも福島で弾く機会があればうれしい」と語った。

 

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