ホッキ貝漁解禁 相馬双葉漁協の拡大操業

 

今季の漁が解禁となり、磯部漁港に水揚げされた相双沖産のホッキ貝

 

2022/06/01 21:17

 

 相馬双葉漁協の拡大操業で1日、相双沖の今季のホッキ貝漁が解禁された。漁期は来年1月末までで、週3回程度操業する。

 初日は福島県相馬市の磯部、新地町の釣師浜、南相馬市の真野川、浪江町の請戸の各漁港から計7隻が出港した。

 このうち磯部地区の漁港には午前8時すぎから同9時ごろにかけて第三稲荷丸と永輝丸の2隻が戻り、かご一杯のホッキ貝を次々と水揚げした。第三稲荷丸の漁師横山孝一さん(57)によると「サイズはやや小ぶりだが、昨年よりも貝の実入りは良さそう」という。

 漁協によると、この日のホッキ貝の水揚げ量は合計約1・9トンだった。放射性物質検査を経て市内の磯部水産加工施設直売所などで販売され、県内各地や首都圏などにも流通する。立谷寛治組合長(70)は「相双沖のホッキ貝は身の柔らかさと強い甘味が自慢。多くの人に味わってほしい」と話した。

 

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