「短歌甲子園」個人戦で2位 東日大昌平高(福島県いわき市)2年の佐久間海凪さん

 

個人戦で2位となった佐久間さん

 

2022/08/02 09:21

 

 高校生が短歌の腕前を競う全国高校生短歌大会(通称・短歌甲子園)の個人戦で、福島県いわき市の東日大昌平高2年の佐久間海凪(みいな)さん(16)が2位に輝いた。

 佐久間さんの作品は「お洒落して 古馴染へと向かう祖母 『いってきます』と少女の顔で」。題詠は「古」で、82人が出場した。予選通過した6人の作品から審査員5人が5段階評価で採点した。

 佐久間さんは中学入学とともに文芸部に入部し、短歌を始めた。幼い頃、普段と違いおしゃれして出かける祖母の姿が印象に残っており、「辞書で古なじみの言葉を見つけた時に情景が思い浮かんだ」という。

 「文字や配列など工夫一つで印象が変わるのが短歌の魅力。来年は個人戦、団体戦とも優勝を目指したい」と意気込んだ。

 大会は7月27日から3日間、歌人石川啄木の故郷、盛岡市の盛岡劇場で3年ぶりに開催された。

 

関連記事

ページ上部へ戻る