書道作品でフラガールズ甲子園にエール 磐城高書道部が贈呈に向け練習 福島県いわき市

 

応援の気持ちを込めて練習に励む部員

 

2022/08/08 16:14

 

 福島県いわき市の磐城高書道部は21日に市内のアリオスで開かれる「フラガールズ甲子園」にエールを込め、初めて書道作品を贈る。部員は大会を盛り上げようと練習に励んでいる。

 フラ甲子園は2011(平成23)年、愛媛県の三島高書道部の活動がきっかけとなった「書道パフォーマンス甲子園」に触発されて始まった。フラ甲子園の実行委員会は、2度のオンライン開催をはさみ、3年ぶりに開く今大会が10回目の節目となるため、「大会の原点ともいえる三島高に参加してほしい」と掛け合ってきた。その結果、三島高ダンス部の初出場が実現し、書道部もフラ甲子園のテーマ「踊るこころ」を大書した作品を寄せることになった。

 開催地のいわきでも、書道とフラの文化の垣根を越えた交流を深めようと、磐城高書道部が縦1・8メートル、横1・2メートルの大きな書を制作することになった。部員は「躍動」などフラにちなんだ文字を練習するなど準備を進めている。

 2年生の小松侑華さん(16)は「コロナ禍だが、三島高と互いに力を合わせて大会を盛り上げたい」と目を輝かせた。フラ甲子園を主催するNPO法人フラガールズ甲子園の小野英人理事長(81)は「体全体を使い、表現する姿は互いに通じるものがある。今後も交流を続けたい」と話した。

 

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