小型ＥＶの組み立てなどに取り組む受講生と関係者

2022/08/18 17:52

　電気自動車（ＥＶ）について学ぶ「いわきＥＶアカデミー」は１８日、福島県いわき市の福島高専で開講した。高専の学生や市内の高校生が２４日まで基礎的な知識と技術を学習し、小型ＥＶの組み立てと分解に取り組む。

　いわきバッテリーバレー推進機構の主催。新型コロナウイルスの影響で３年ぶりに開かれた。開講式が行われ、機構の庄司秀樹代表理事（東洋システム社長）が「企業は向上心のある人材を求めている。技能を体にたたきこんでほしい」とあいさつした。

　受講生は初日、ＥＶに欠かせない二次電池技術について専門家の講話を聞いた。福島高専３年の山野辺歩真（あゆま）さん（１８）は「インターネットに掲載されていない専門的な知識と技術を吸収したい」と話した。