移住定住促進や交流人口拡大に注力 原発事故による避難指示解除から7年を迎えた福島県楢葉町

 

2022/09/05 09:40

 

 東京電力福島第一原発事故に伴い福島県楢葉町に出されていた避難指示が解除され、5日で7年を迎えた。町は移住定住促進や交流人口拡大に力を入れている。

 原発事故により町のほぼ全域が避難指示解除準備区域になった。2015(平成27)年9月5日に避難指示が解除された。

 7月末現在の住基人口は6657人で、町内居住者は4252人。

 町内の旧旅館を改修したまかない付きシェアハウスで、お試し住宅などを進めている他、まちづくり会社のならはみらいが6月、移住定住の総合的な相談窓口を設けた施設「CODOU(コドウ)」を開所し、移住定住策を展開している。

 町は農業再生に向けてサツマイモの生産に力を入れている。7月、共同育苗施設が完成した。農産物の加工施設も整備する。

 

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