400年の歴史誇る「三匹獅子舞」3年ぶり八坂神社に奉納 福島県川俣町山木屋地区

 

住民らが見守る中、3年ぶりに奉納された三匹獅子舞

 

2022/10/02 21:11

 

 

 福島県川俣町山木屋地区にある八坂神社の例大祭は2日、現地で3年ぶりに催された。400年以上の歴史を誇る町指定重要無形文化財・三匹獅子舞が奉納され、関係者が地域の伝統を紡ぐ決意を新たにした。

 三匹獅子舞は、イノシシなど農作物を食い荒らす獣を鎮める儀式として始まったとされる。山木屋地区の上組と下組が、1年交代で八坂神社にささげてきた。東京電力福島第1原発事故で一時、存続が危ぶまれたが2017(平成29)年に復活した。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2019年を最後に例大祭が中止されていた。

 今年の奉納は下組が担当した。「太郎獅子」「次郎獅子」「牝獅子」に扮(ふん)した地区出身の高校生3人が先導役の掛け声と笛などの演奏に合わせ、息の合った舞を披露した。境内では住民らが勇壮な舞に見入っていた。

 同神社下組大世話人の渡辺作太郎さん(72)は「多くの協力があって奉納ができた。人口減少などの課題はあるが、今後も伝統を残す努力をしたい」と話している。

 

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