郷愁漂う旋律や踊り披露 国内最大規模の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」が開幕 9日まで福島県川俣町

 

来場者と一緒に中南米音楽を楽しんだ「コスキン・エン・ハポン」

 

2022/10/09 09:42

 

観客を前にフォルクローレの音色を響かせる出演者

 

中南米音楽に合わせ踊りを披露する出演者

 

 福島県川俣町恒例の国内最大規模の中南米音楽祭「コスキン・エン・ハポン」は8日、4年ぶりの対面開催として町中央公民館で開幕した。全国のフォルクローレ愛好者ら96グループが9日まで演奏を繰り広げる。

 ノルテ・ハポン(北日本中南米音楽連盟)の主催で、45回目。初日は48グループが登壇した。民族衣装などを身にまとった出演者が郷愁漂う旋律や踊りを披露し、来場者を魅了した。

 開会式ではノルテ・ハポンの斎藤寛幸代表、藤原一二町長、マルティン・コスタンソ駐日アルゼンチン書記官があいさつした。福島民報社から安斎康史取締役編集局長が出席した。

 9日は午前10時から午後8時まで48グループが演奏する。アルゼンチンのコスキンフェスティバルに出場する日本代表の審査会も開く。道の駅かわまたと高橋家住宅にサブステージを設ける。町づくり団体「聚渓会」はニュー新川敷地内でイベントを催し、アルゼンチン料理の販売やダンス体験会などを実施する。

 コスキン・エン・ハポンは2019年は台風19号の影響で中止、2020(令和2)、2021両年は新型コロナウイルス感染拡大に伴いオンライン配信のみだった。対面開催となった今回は、新型コロナ感染防止対策として開催日数を通常時より1日減らし、消毒や換気などを徹底している。

 

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