都路中生が於北姫にふんして輿入れの模様を再現 福島県田村市で初めて行列を企画

 

於北姫となって街を歩く都路中の女子生徒

 

2022/10/17 09:32

 

 戦国時代に於北姫(おきたひめ)が相馬から三春に輿(こし)入れした模様を今に伝える行列が16日、田村市都路町で行われた。

 和装した都路中3年の女子生徒4人が於北姫になり、市都路行政局周辺の通りを馬と一緒に歩いた。相馬家第33代当主和胤(かずたね)さんの長男行胤(みちたね)さんが代表を務めるNPO法人相馬救援隊が協力した。行胤さんも会場を訪れ、生徒や住民と交流した。

 姫は相馬家第15代当主盛胤(もりたね)の妹。1549(天文18)年に三春・田村家当主清顕(きよあき)の正室となり、後に戦国武将伊達政宗の正室となる愛姫(めごひめ)をもうけた。都路や近隣の葛尾村、浪江町津島地区は姫の輿入れとともに三春領に移ったと伝わる。地域の歴史に光を当て後世につなごうと、都路町観光協会が行列を初めて企画した。

 

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