相馬農高と連携しカボチャのパウンドケーキを開発 福島県南相馬市原町区の丸上青果 切れ端を材料に食品ロスの削減
ケーキを味わう岡田社長(左)と生徒
2022/10/23 09:56
福島県南相馬市原町区の丸上青果は相馬農高と連携し、カボチャのパウンドケーキを開発している。加工の際に生じ廃棄となる切れ端を材料に使い食品ロスの削減を目指す。来月にも同社が運営する市内小高区の公設民営の商業施設「小高ストア」での販売を目指す。
約2年前、同社でかぼちゃの切れ端が1日当たり約20キロも廃棄されると知った当時の生徒が持続可能な開発目標(SDGs)の観点からロスを防ぐ加工品開発を志し、レシピを考案したという。その後、岡田義則社長と同校インターアクトクラブの顧問教諭が中心になり試作品を完成させた。皮や実だけでなく、種も加工して使っている。
試食会が同校で開かれ、岡田社長らが味わった。生徒は「カボチャの味わいがしっかりする。種がナッツのような食感でおいしい」などと話した。
来月3日に市内原町区で開かれる「あきいち」で生徒が販売する予定。その後、小高ストアで販売する。