不登校など課題改善へセンター設立  福島県いわき市の学校法人昌平黌 教員が教育相談や支援

 

不登校などの解決を目指すセンターの役割を説明する緑川理事長

 

2022/10/25 09:08

 

 福島県いわき市の東日本国際大などを運営している学校法人昌平黌は、不登校や学校になじめないといった課題の改善を目指す「次世代育成実践・研究センター」を設立した。法人内の東日本国際大といわき短大、昌平高通信制課程の教員が連携し、教育相談や支援に当たる。24日発表した。

 8月にセンターを創設した。大学や短大などの心理学や福祉、幼児教育の専門家約20人が研究員として在籍し、昌平高通信制課程の生徒が抱える心理や発達の問題解消に取り組む。

 将来的には地域の子育て支援機関などと連携し、昌平高通信制課程以外の子どもたちの悩みに応じる組織に発展させる方針。センター長には中山哲志東日本国際大学長・いわき短大学長が就いた。

 11月12日午前10時から、大学で設立記念シンポジウムを開き、中山センター長らが有識者と通信制高校の現状と課題を議論する。

 昌平黌の緑川浩司理事長は記者会見で「子どもとセンターが一緒になって問題を解決し、学習できない人を出さないようにしたい」と抱負を語った。

 

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