サッカーのeスポーツ大会で6チーム熱戦 被災地の復興と魅力発信 福島県のJヴィレッジ
仲間の声援を受け、悔しがったり、喜んだりする選手
2022/11/03 21:00
サッカーゲームで実際のサッカーと同様に11人対11人で対戦するeスポーツの大会が3日、Jヴィレッジ(福島県楢葉・広野町)で開かれた。出場チームはメンバー同士、声を掛け合い、現実のサッカーにも負けない熱い試合を繰り広げた。
復興庁主催。「復興大臣杯『e復興サッカー選手権』」と銘打ち、若者を中心に人気のeスポーツを通し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの被災地の復興と魅力を発信する目的で企画された。
家庭用ゲーム機「プレイステーション5」のサッカーゲーム「FIFA23」で、サッカーの試合同様に最少7人編成のチームも出場できるようこだわった。10月に東京都で行われた予選を勝ち抜いた3チームと、元サッカー日本代表の松木安太郎さん、坪井慶介さん、石川直宏さんとサッカーe日本代表による主催者推薦チーム、当日の地元・被災地枠予選を突破した県内の「ホットストリッパーズ」と「ちぃむぁっくす」の計6チームが本戦に出場した。選手は真剣な表情で画面に向かい、悔しがったり、喜んだりしていた。
決勝は「ピーポーとゆかいな仲間たち」と「PECORANIONS」の対戦。実力伯仲の両チームは1-1で延長戦でも決着が付かず、PK戦の結果、「PECORANIONS」が優勝した。
県産食材を活用した特別料理が選手に振る舞われ、県産品のおいしさを堪能していた。
あさか開成高のフラ・タヒチアンダンス同好会がダンスを披露し、選手を歓迎した。
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秋葉賢也復興相が会場を訪れ、選手を激励した。「サッカーの聖地、復興のシンボルであるJヴィレッジから被災地の復興の姿と魅力を発信し、観光客の増加につなげたい」とあいさつした。
県産食材を使った料理を食べ、被災地の復興を紹介したパネルを視察した後、本戦を観戦した。