深海魚「カムチャッカゲンゲ」展示 福島県いわきのアクアマリンふくしま 国内水族館で初
国内水族館で初めて展示されているカムチャッカゲンゲ=アクアマリンふくしま提供
2022/11/08 09:49
福島県いわき市小名浜のアクアマリンふくしまは国内の水族館で初めて深海魚「カムチャッカゲンゲ」の展示を始めた。
北西太平洋の固有種。ロシアのカムチャツカ半島、千島列島、北海道から茨城県沖の水深70~1950メートルに生息するゲンゲの仲間。
今年9月に北海道羅臼沖の水深500~800メートルの深海エビかご漁で地元の漁業者が捕獲した。体長は約60センチの成魚。ゲンゲの仲間の中では大型種になる。
飼育員の日比野麻衣さんは「深海で繁栄してきた不思議な生物の多様性を感じてほしい」と話している。
ゲンゲの仲間で小型種の「ヤワラゲンゲ」も10月9日から展示している。