停電時非常用電源として電気自動車や給電機材貸与へ 日産自動車など 福島県南相馬市と浪江町との連携協定更新

 

2023/02/15 09:05

 

 日産自動車などは福島県南相馬市と浪江町に対し、災害による停電時の非常用電源として電気自動車(EV)や給電機材を貸与する。既に交わしている「新しいモビリィテを活用したまちづくり連携協定」を更新し盛り込んだ。14日に南相馬市の福島ロボットテストフィールドで開いた第2回浜通り連携協定サミットの席上、発表した。

 浪江町では道の駅なみえでEVを活用したエネルギーの循環システムの実証を行っている。南相馬市では2023(令和5)年度から、鹿島区役所でEVを災害時の非常用電源に活用する態勢づくりを計画している。両市町でEVの電源活用の仕組みが整うのに合わせ、協定に災害時にEVや関連機材を貸与する項目を加えた。

 サミットには日産自動車の中畔邦雄副社長、南相馬市の門馬和夫市長、浪江町の山本邦一副町長らが出席した。

 

関連記事

ページ上部へ戻る