宇宙開発テーマに26日シンポジウム オンラインで初開催 福島県いわき市で研究開発の団体

 

2023/02/20 21:02

 

 来年春の打ち上げを目指し、福島県いわき市の廃校などで人工衛星の研究開発を進めているe―kagaku国際科学教育協会(代表理事・北原達正)は26日、オンラインで初のシンポジウムを開催する。テーマはビジネスと教育を組みあわせた宇宙開発。申し込めば誰でも無料で視聴できる。

 全国の中学生から大学生までが、市内の旧永井中などで人工衛星を開発する「ジュニア衛星プロジェクト」に取り組んでいる。協会によると宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携して宇宙ゴミの状況把握を目指す世界初の試みで、活動を広めようとシンポジウムを企画した。

 動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。2部制で、前半は北原代表理事やメンバーの中高生が講演し、プロジェクトを紹介する。後半はJAXAや部品の開発を担った企業とパネルディスカッションを繰り広げ、学生らが宇宙産業に挑戦する意義と展望を教育と経済の両分野から語り合う。

 北原代表理事は「日本の子どもたちが本物に挑戦する姿を知ってほしい。教育と経済界が連携を深めるきっかけになればうれしい」と期待を込めた。

 時間は午前11時から午後2時40分まで。特設サイトから申し込む。

 

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