双葉駅東側の商業施設2025年度開所へ 福島県双葉町 帰還住民らの生活環境向上

 

2023/03/09 10:25

 

 福島県双葉町はJR双葉駅東側に整備する商業施設について、2025(令和7)年度の開所を目指す。2024年度に着工、完成する見込み。小売店や飲食店を設け、帰還した住民らの生活環境向上やにぎわい創出につなげる。8日開会した町議会3月定例会の施政方針説明で、伊沢史朗町長が明らかにした。

 町役場新庁舎に隣接する敷地に小売店1店舗、町立体育館跡地に飲食店が入る建物3棟を建設する。3店舗程度が入居する予定。総事業費は約6億円。国の自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金を活用する。

 町は新年度に基本設計に入り、入居希望の事業者や施工業者を募る。2023年度一般会計当初予算案に設計費用など2億8082万円を盛り込んだ。

 3月定例会は16日までの9日間。伊沢史朗町長が169億9000万円の一般会計当初予算など25議案を提出した。主な歳出は復興まちづくり・移住定住等推進事業1億6457万円、中野地区復興産業拠点整備事業6億9709万円など。

 

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