「盗むとは許しがたい」 本殿の屋根から銅板消える 福島県相馬市の神社が被害届 

 

屋根の銅板がはがされ、盗まれたとみられる雷神社の本殿

 

2023/03/09 21:14

 

 福島県相馬市坪田の雷神社の本殿の屋根を覆う銅板が盗まれたことが9日、分かった。神社は相馬署に被害届を提出した。

 神社関係者によると、7日午後3時ごろ、仕事帰りに神社を訪れた総代の男性が、屋根の銅板がなくなっていると気付いた。周囲には銅板の下地にあった素材が散乱していたという。

 男性は雷神社の宮司を兼務する涼ケ岡八幡神社の遠藤盛男宮司に連絡。9日に総代会で協議し、盗難とみて被害届を出した。2月28日に総代が集まって境内で作業をしたが、その際は異常はなかったという。被害額は100万円ほどに上るとみられる。

 境内の石碑によると、屋根は1935(昭和10)年、銅板にふき替えられた。雨漏り防止の処置を取らなければならず、遠藤宮司は「屋根をはがして盗むとは許しがたい」と話している。

 

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