福島県川内村の白ワイン完成、販売スタート 昨年収穫のブドウ醸造

 

白ワインをPRする(左から)井出会長、猪狩社長、遠藤村長

 

2023/04/26 20:30

 

 福島県川内村のワイナリーで昨年収穫のブドウを醸造した白ワインが完成し、26日に販売が始まった。村複合商業施設「YO―TASHI」で試飲販売会が開かれ、村関係者は香り豊かなワインを味わいながら、農業再生と観光振興への思いを新たにした。

 販売を開始したのは村産シャルドネを使った「ヴィラージュ シャルドネ 2022」と北海道余市町産の「リベル ミュラートゥルガウ&ケルナー des Ho 2022」の2種類。税込み価格はシャルドネが3150円、リベルが2860円で、ワイナリーや村内の小売店で販売している。村外では順次、販売を開始する。

 試飲販売会には関係者ら約20人が出席した。醸造したかわうちワインの猪狩貢社長は「酸味、糖度とも良い仕上がりになり、自慢できる味になった」とアピールした。遠藤雄幸村長があいさつし、井出茂村商工会長の発声で乾杯した。

 村内では2016(平成28)年春、標高約750メートルの高田島ヴィンヤードでブドウ栽培を開始した。現在は4ヘクタールの畑で約1万3千本を栽培している。

 

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