Ｊヴィレッジで複製原画に見入る来場者

 

2023/09/10 06:36

 

記念撮影する参加者

 

トークショーで、本県を自転車で走った思い出などを語るハシケンさん（左）と日向さん（中央）

 

　福島復興サイクルロードレースシリーズ「ツール・ド・ふくしま２０２３」に合わせて企画された「Ｊヴィレッジ秋祭」は９、１０の両日、Ｊヴィレッジ（福島県楢葉町・広野町）の全天候型練習場で開かれている。初日は大会に参加を予定していたサイクリストや一般の来場者らが、ブースやステージを楽しんだ。

　自転車競技を描いた人気漫画「弱虫ペダル」の複製原画やキャラクターの大型パネルが展示された。来場者が作品の名場面を振り返ったり、パネルと記念撮影したりした。チャリティーサコッシュの販売や、オリジナルステッカーの無料配布なども人気を集めた。レースの舞台となる１５市町村や協賛社のブースが並んだ。

　トークショーにはスポーツジャーナリストのハシケンさんとサイクリングナビゲーターの日向涼子さんが登場し、県内を自転車で走った際のエピソードなどを披露した。来場者との記念撮影にも応じた。

　伊達市の兄弟の池田大維（たかすみ）さん（３５）、大亮さん（２７）、遼介さん（２１）は弱虫ペダルの登場人物と同じ服装で訪れた。３人とも作品がきっかけで自転車に楽しむようになったという。大亮さんは「（大会）中止は残念だが、また参加したい」と話した。

　１０日は午前１０時に開場する。午前１１時からフラ・タヒチアン「ハーラウ・ラウラーナニ」がフラダンスを披露。正午からはハシケンさんと日向さん、自転車ユーチューバー愛あむさんによるトークショー、午後１時３０分からはいわき市公認のご当地アイドル「アイくるガールズ」によるステージがある。

　福島民報社、県自転車競技連盟、県サイクリング協会、一般社団法人みんぽうスポーツ・文化コミッションの主催。