ウクライナ避難者、馬と触れ合う 福島県相双地方で体験交流
ポニーとふれあうウクライナからの避難者
2023/11/05 09:22
ロシアの軍事侵攻によってウクライナから避難している家族が5日までの3日間、福島県相双地方を訪れている。4日は南相馬市の馬事公苑で馬とのふれあいを楽しんだ。
相馬家第33代当主和胤(かずたね)さんの長男行胤(みちたね)さんが代表を務めるNPO法人相馬救援隊と、ウクライナ避難者を支援しているピースウィンズ・ジャパンが、首都圏に避難している3世帯8人を招待した。4日は行胤さんが伝統の相馬野馬追を解説し、相馬地方の馬事文化を紹介した。家族は馬やポニーとふれあい、乗馬や甲冑(かっちゅう)の着付けに挑戦した。
3日は双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館や浪江町の震災遺構・請戸小を見学した。参加しているヤコウレヴ・オレクサンドルさん(24)は「貴重な経験で視野が広がった。将来に役立てたい」と話した。
5日は南相馬市で藍染めを体験する。