鎮魂の太鼓、かね響く 13年ぶり長者原のじゃんがら念仏踊 福島県大熊町

 

再建された塞神社の前で奉納された長者原じゃんがら念仏踊り

 

2023/11/19 09:33

 

 福島県大熊町長者原地区の塞(さい)神社で18日、地区に伝わる「長者原のじゃんがら念仏踊」が東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後初めて披露された。奉納の場となる神社の社殿が再建され、住民有志が復活を決めた。各地に避難している住民が約13年ぶりに集い、鎮魂の太鼓やかねの音が響いた。

 念仏踊は町指定の無形民俗文化財。毎年8月に塞神社で奉納していたが、原発事故により長者原地区は帰還困難区域に指定された。神社は震災の揺れで傾き、住民は県内外に避難を余儀なくされた。

 

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