4市立保育園で英語の話力育成プログラム 福島県南相馬市が導入、内堀知事が視察

 

顔の筋肉を意識しながら音読する園児ら

 

2023/11/28 10:03

 

 福島県南相馬市は10月下旬から四つの市立保育園で「えいご発音あそび」に取り組んでいる。音読を通じて楽しみながら英語の発音に必要な筋力を鍛え、英語を聞き取る力を養う取り組み。 「えいご発音あそび」は英語発音矯正塾などを手がけているアイティソルブ(東京都)のプログラム。動物の鳴き声の物まねなどで日本語にはない音の発声や聞き取り方に親しむ。音程を変えながら単語を長く伸ばして読み、つながる音の中で言葉の変化を認識する力を養う。活動を通じ、英語を理解して話す力の基礎を育てる。年少~年長組で毎日5分程度、担任の保育士が実施している。 今年5月から週1回のセミナーに4園の保育士7人が参加し、正しい発音や教え方を学んでいる。市は今後、成果を見ながら実施する園を広げる方針。 27日、市内小高区のおだか認定こども園の活動を内堀雅雄知事が視察した。年長組の約20人が大きな声で単語を音読したり、表情の変化を物まねしたりしながら発音を学んでいた。内堀知事は「早期から正しい発音に触れ、臆することなく楽しみながら挑戦する姿が素晴らしかった」と語った。

 

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