松川浦名産のアオサ、収穫始まる 初日は1130キロ出荷 香り良し 福島県相馬市
今季初めて水揚げされた松川浦産のアオサ
2023/12/13 21:00
福島県相馬市の松川浦で13日、名産のアオサ(ヒトエグサ)の収穫作業が始まった。濃い緑色のノリが次々に水揚げされた。5月まで週3回程度操業し、3月ごろに本格化する。
初日は相馬双葉漁協所属の小型船61隻のうち、市内の岩子、松川両地区から計18隻が出港した。1130キロが収穫され、仲買業者を通して市場に出荷された。
同漁協松川浦地区理事の久田要一さん(58)によると、今年は例年より品質が良いという。東京電力福島第1原発の処理水の影響を心配していたというが「注文が多く、安心した。松川浦産は香りが良く、酢の物や天ぷら、みそ汁で食べてほしい」とPRした。