今年の幸せ願い団子さし 福島県大熊町 避難町民や移住者ら交流
飾り付けを楽しむ参加者
2024/01/14 09:21
大熊町のコミュニティー団体「おおがわら会」は13日、町交流施設linkる大熊で団子さしを催した。幅広い世代の町民らが交流を深め、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願った。
小正月の伝統行事に親しみ、親睦を深めてもらおうと初めて企画した。東京電力福島第1原発事故に伴い避難生活を送る町民、町内への移住者ら約50人が参加した。木の枝に紅白の団子、さいころなどを飾り付け、今年一年の幸せを祈った。完成後は軽食を食べながら近況などを語り合った。
おおがわら会の山本千代子副会長は「久しぶりに会えた町民もいて楽しい時間を過ごせた。今後もコミュニケーションが取れる場をつくっていく」と笑顔を見せた。
千葉県を中心に活動している稲田稔さんの獅子舞、大熊に移り住んだ加賀谷環さんによるひょっとこも披露された。