21世紀の森公園に新飲食施設を整備へ 福島県いわき市 公募設置管理制度を導入し新たなにぎわい創出
上空から見た21世紀の森公園(いわき市提供)
2024/03/13 09:46
福島県いわき市は公募設置管理制度(Park―PFI)を導入し、市内の21世紀の森公園に新たな飲食施設を整備する。指定管理者制度と組み合わせ、老朽化した設備の改修やレジャー施設の整備などで集客力ある公園を目指す。
12日、市が記者会見で発表した。約89・2ヘクタールの敷地内にはサッカーJ2のいわきFCのホームスタジアムや野球場があるが、飲食店はなく、平日の集客が課題となっていた。いわきFCが新スタジアム建設の検討を進めており、新たなにぎわい創出につなげる狙いがある。
事業者の公募は13日から始まる。飲食施設の整備とトイレの洋式化が条件。8月上旬までに計画を提出し、審査を経て9月上旬にも決定する見通し。指定管理と着工は2025(令和7)年度中を見込んでいる。
市が行ったサウンディング型市場調査ではキャンプ場や温浴施設の整備などの提案があったという。グループでの申請も受け付ける。4月12日に説明会を開き、事業者がマッチングする場として提供する。担当者は「民間の柔軟な発想を生かしてほしい」と参加を呼びかけている。
指定管理料の年度上限額は1億4250万円。