県道吉間田滝根線広瀬工区が開通 「中通り」と「浜通り」を結ぶ交通の新たな軸に

 

完成した吉間田滝根線の通り初めをする車両

 

2024/04/14 09:25

 

 ふくしま復興再生道路・県道吉間田滝根線の広瀬工区(延長9・2キロ)は13日、開通した。福島県小野町から、いわき市川前町までつながり、中通りと浜通りを結ぶ交通の新たな軸となる。

 2012(平成24)年に事業に着手し、12年で完成した。小野インターチェンジ(IC)―滝根IC間(2・6キロ)は自動車専用道路で、その先のいわき市川前町まで(6・6キロ)は一般道路。山間部の狭く険しい区間が解消され、双葉郡南部と県中・県南地方間のアクセス向上が期待される。救急搬送の時間も短くなり、川内村から公立小野町地方綜合病院への搬送時間は8分短縮される。

 小野IC近くの八反田トンネル付近で開通式が行われた。内堀雅雄知事、小野町の村上昭正町長、田村市の白石高司市長、西山尚利県議会議長らがあいさつした。関係者がくす玉を割り、テープカットした。渡り初めも行い、念願の開通を祝った。

 小野ICから矢吹・平田方面に向かう道路の一部で段差が発生しており、通行止めを継続する。滝根ICから矢吹・平田方面、小野ICから滝根ICへの通行は可能。

 

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