インバウンドへの対応学ぶ 福島県浪江町で「観光アカデミー」始まる 事業者ら対象 来年1月まで実施

 

インバウンドへの対応の在り方を考える参加者

 

2024/10/10 16:30

 

 福島県相双地域の観光事業者らを対象にした「SOUSOU観光アカデミー2024」は9日、浪江町ふれあい交流センターで始まった。来年1月まで全5回のワークショップ・フィールドワークを実施し、増加傾向にあるインバウンド(訪日客)への対応の在り方を考える。観光客が地域内を「何度も訪れたい」と思ってもらえるよう観光資源を磨き上げ、受け入れ環境を整える。

 交流人口の拡大や観光振興などにつなげようと、県相双地方振興局が主催している。9日はワークショップを催し、宿泊施設や観光団体の関係者ら11人が参加。本県でスタディーツアーなどを企画している羅針盤(東京都)の佐々木文人社長が講師を務めた。

 佐々木社長はインバウンド需要の高まりに対応したおもてなし術などを解説。国内外からの観光客をさらに増やすため、情報発信の重要性なども語った。

 次回は11月7、8の両日に開催予定。フィールドワークとして会津地方を巡り、インバウンドに関する先進的な取り組みを学ぶ。

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