「大寒」 凍み餅作り最盛期 福島県葛尾村

 

冷たい外気が入る干し場にさらされ、仕上げられる凍み餅作り

 

2025/01/21 09:50

 

 20日は二十四節気の「大寒」。1年で最も寒さが厳しい頃とされる。福島県葛尾村野川の食品加工・販売業「ふるさとのおふくろフーズ」では伝統食の凍(し)み餅作りが最盛期を迎えている。

 代表の松本智恵子さん(66)らが、もち米とうるち粉にヤマゴボウの葉とヨモギを混ぜて餅をつきあげる。1・5センチほどの厚さに餅を切り、水に浸して凍らせる。冷たい外気を入れた屋内の干し場につるして30~40日間ほど自然乾燥し、うまみを凝縮させる。

 今年も東日本大震災発生前と同程度となる9千連(1連は12枚)の製造を見込んでいる。2月中旬まで作業が続き、3月中旬から県観光物産館やJA福島さくらの直売所、村内の商店などで販売される。

 

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