山口哲成さん、横山颯さん 全国障害者スポーツ大会「全障スポ」で上位入賞 市長に報告(福島県南相馬)

 

門馬市長に活躍を披露した山口さん(中央)と横山さん(左)

 

2025/01/26 15:19

 

 昨年10月に佐賀県で開催された第78回国民スポーツ大会(国スポ)と第23回全国障害者スポーツ大会(全障スポ)で上位入賞を果たした福島県南相馬市の2選手は24日、市役所を訪れ門馬和夫市長に成績を披露した。

 国スポ弓道成年男子近的競技で優勝した山口哲成さん(西内工務店)、全障スポ陸上1部男子ソフトボール投げで3位の横山颯さん(郡山支援学校高等部2年)が訪れた。

 山口さんは会津若松市出身で現在は南相馬市で働いている。5年ほど前に高校卒業以来となる弓道を再開した。県代表に選ばれ国スポに初出場した。他の2選手との団体戦で見事優勝を果たした。近的では県勢として21年ぶりの頂点に立った。

 横山さんは南相馬市原町区出身で中学時代から郡山支援学校に通っている。車いすの短距離走をしている学校の先輩に憧れ、陸上を始めた。キャッチボールが得意だったことから、初出場した全障スポには、100メートルとソフトボール投げで臨んだ。100メートルは入賞できなかったが、ソフトボール投げで3位に入った。

 2人は門馬市長にメダルや賞状を披露した。大会を振り返りながら、山口さんは「チームメート同士で高め合い良い結果を出せた。遠的は予選敗退だったので、次は2冠を目指したい」と語った。

 横山さんは「緊張したが楽しく参加できた。練習して次はもっと記録を伸ばしたい」と意欲をみせた。

 門馬市長は2人の健闘をたたえた。

 南相馬市ではこのほか、国スポでウエイトリフティング成年男子96キロ級の山川良太さん(石倉新聞店)が7位に入賞した。市は3選手の成績を横断幕に記し、市役所に掲げている。

 

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