火災から文化財守れ! 福島県いわき市の白水阿弥陀堂で消防訓練 防火デーに合わせ

 

自動放水銃やホースを用いて白水阿弥陀堂の消防訓練をする署員

 

2025/01/27 10:52

 

 福島県いわき市にある県内唯一の国宝建造物「白水阿弥陀堂」で26日、文化財防火デーに合わせた消防訓練が行われ、関係者が万が一に備えた。

 白水阿弥陀堂は2023(令和5)年9月の台風13号で甚大な浸水被害に見舞われた。昨年の防火デーは訓練を行えず、2年ぶりの開催となった。

 内郷消防署や市消防団第5支団などから約70人が参加。境内北側の山林から出火し、延焼の恐れがあるとの想定で訓練した。119番通報を受けて駆け付けた署員や団員がホースからの放水で火を食い止める動きを確認。台風13号の被災後に整備した自動放水銃も活用した。

 内郷消防署の大泉潤一署長は「訓練の経験を基に文化財を守る体制を強化したい」と話した。

 

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