廃棄されるペットボトルキャップをルアーに 小名浜海星高海洋工学科の生徒 福島県いわき市

 

海洋工学科課題研究チームの生徒が製作した「アップサイクルアー」

 

2025/01/28 15:00

 

製作したルアーで釣りを行う大槻さん(左)と渡辺さん

 

 福島県いわき市の小名浜海星高海洋工学科課題研究チームの生徒は、海岸清掃などで集めた廃棄されるペットボトルキャップを活用し、釣り用のルアー「アップサイクルアー」を製作した。

 同校では以前から海洋プラスチックごみに着目し、ペットボトルキャップを使った海の生き物キーホルダーを製作してきた。捨てられる廃棄物に付加価値を加え、製品を生み出す「アップサイクル」の一環として、今回ルアーを作った。赤、青、緑の3種類ある。3Dプリンターで製作したルアーなどとも比較しながら研究を進めている。

 生徒は、実際に釣りも行い、釣果も得られているという。次年度以降は、生分解性プラスチックに加え、木くずや貝殻なども使用して環境配慮型のルアー研究にも注力していきたいとしている。

 課題研究に取り組む3年生の渡辺諒さん(18)、大槻悠斗さん(17)の2人は「(海洋を含め)自然界にごみを捨てることは止めてほしい。自分たちの取り組みを多くの人に知ってもらい環境について考えてもらいたい」と話した。

 

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