福島県内15市町村舞台ツール・ド・ふくしま2025 9月6、7日疾走 原発事故、津波被災地最大240キロ
2025/01/29 10:55
自転車のふくしま復興サイクルシリーズ「ツール・ド・ふくしま2025」は9月6、7の両日、東京電力福島第1原発事故で避難区域が設定された福島県内12市町村と津波被災地のいわき、相馬、新地の3市町の計15市町村を舞台に開く。楢葉町の天神岬スポーツ公園を主会場に、2日間で最大延長約240キロのコースなどを設定している。28日、富岡町で開いた市町村向けの説明会で主催の福島民報社と一般社団法人みんぽうスポーツ・文化コミッションが示した。
ルートは【地図】の赤線の通り。初日は天神岬スポーツ公園を出発し、釣師防災緑地公園(新地町)までの約79キロのコースなどを設ける。2日目は釣師防災緑地公園をスタートし、川俣町などを通って天神岬スポーツ公園を目指す約157キロのコースなどを計画している。
6日には天神岬スポーツ公園を発着点とし、いわき市や広野町など被災地の現状に触れるサイクリング部門も予定している。出場者のエントリーは5月開始を目標に準備を進めていく。
大会は福島民報社、みんぽうスポーツ・文化コミッションが浜通り15市町村と連携して開く。レースは県自転車競技連盟が主管。
コースの多くは県などが指定を目指すナショナルサイクルルート(NCR)の経路案と重なる。参加者に周辺施設や文化、震災と原発事故からの復興状況や現状を体感してもらい、選定への機運向上につなげる。