復興への思い歌に込め 20日「つぶてソング」を歌う集い 詩人・和合さんと作曲家・新実さん出演 福島県南相馬市

 

つぶてソングの集いへの参加を呼びかける西山団長

 

2025/04/08 18:00

 

 福島市の詩人和合亮一さんが東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後につづった「詩の礫(つぶて)」に作曲家の新実徳英さんが曲を付けた「つぶてソング」を歌う集いは20日午後2時から、福島県南相馬市原町区の市民文化会館ゆめはっとで催される。

 2011(平成23)年10月に東京都杉並区で開かれて以来続いており、今年で13回目。今回は「第2章・希望を奏でる集い」と銘打ち、合唱のほか器楽演奏やバロックダンス、バレエなども披露し、未来に向かって前進する思いを込める。

 南相馬市のゆめはっと合唱団、福島市のF.M.C混声合唱団はじめ県内外の団体や有志のグループが出演する。東京芸術大や桐朋学園大出身の音楽家による器楽アンサンブル、南相馬市のゆめはっとウインド・オーケストラの演奏のほかバロックダンス、バレエが披露される。和合さんの詩の朗読、新実さんのトークと歌もある。

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 「つぶてソングの集い」に合わせ19日午後2時30分から南相馬市民文化会館ゆめはっとで、作曲家の新実徳英さんらを迎えたワークショップを繰り広げる。

 桐朋学園芸術短大の松井康司名誉教授からボイストレーニングを受け、新実さんから集いで披露する作品の指導を受ける。ゆめはっとウインド・オーケストラとの合同レッスンに参加し、希望者は翌日のステージにも出演することができる。

 事務局を務めるゆめはっと合唱団の西山典友団長は「復興からさらに前に進む姿を、合唱を通じて発信しよう」と参加を呼びかけている。

 19日のワークショップ参加料、20日の集い入場料ともに1000円。問い合わせ、申し込みは、ゆめはっと合唱団へ。

 

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