サクラとレンギョウ、ハクモクレンなど競演 モンマ東側の丘の桜が見頃 見学者を受け入れ 福島県南相馬市

 

桜やレンギョウ、ハクモクレンが咲き競う桜の丘

 

2025/04/09 15:53

 

 福島県南相馬市原町区鶴谷地区の産業廃棄物収集運搬処理業モンマ(門馬喬社長)の東側にある丘の桜が見頃を迎えた。サクラとレンギョウ、ハクモクレンなどとの競演が絶景を織りなしている。

 同社は環境美化に貢献しようと18年前、旧国道を挟んで東側にある牧草跡地約2ヘクタールに苗木を植えた。ソメイヨシノを中心にベニシダレ、エドヒガンといった桜に加えレンギョウ、ハクモクレン、ユキヤナギ、紅梅など約300本に上り、散策路を設けた。

 花見のスポットとして整備していたが、東京電力福島第1原発事故で会社や桜の丘がある地域は避難指示区域に設定された。解除されるまでの間、手入れができずに荒れた時期もあったが、今は丁寧に下草刈りや剪定(せんてい)を行い復活した。

 今年は4月に入ってからソメイヨシノが咲き始め、その後の暖かさで一気に開花が進んだ。斜面は白やピンク、黄色の花々が広がっている。

 桜の丘の入り口にある車両整備工場の一部を開放し、見学者を受け入れている。門馬秀美取締役は「まだつぼみもあるので、しばらくは眺めを楽しめるのでは。美しく咲いたので見に来てほしい」と話している。

 問い合わせはモンマへ。

 

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