中村二小と中村二中の通学路、緊急点検 福島県相馬署 子どもの交通事故巻き込み防ぐ

相馬市内の通学路を点検する参加者
2025/06/05 16:50
登下校中の子どもが交通事故に巻き込まれる被害が全国で多発しているのを受け、相馬署は5日、福島県相馬市の中村二小と中村二中の通学路で緊急点検を実施した。危険箇所や現状の問題点の情報を共有した。
同署、中村二小、中村二中、行政区、相馬商工会議所、県、市などの関係者が参加した。市内の道路の一部では、子どもが信号待ちをするタイミングや自転車の運転時に車との距離が近くなり危険という。
参加者が歩道の設置状況や信号周辺の環境などを確認した。「坂道との合流地点は、自転車のブレーキを踏んでも止まりきれない」「集団登校で子どもの列が広がらないよう注意が必要」「車道の両側に歩道があるべき」などの意見が上がった。
今後、同署が意見をまとめ、交通対策に生かす。同商工会議所は行政に歩道の設置などを要望する。