ワールドロボットサミットに向け機体の開発状況を報告 福島県南相馬市でロボット産業協議会の総会

WRSに出場する機体の開発状況が報告された総会
2025/06/10 16:30
南相馬ロボット産業協議会の総会は5日、福島県南相馬市原町区の市民情報交流センターで開かれた。ロボット技術の国際競技会「ワールドロボットサミット(WRS)」に出場する機体の開発状況が報告された。
約60人が出席し、渡辺光貴会長が「一丸となってWRSへの参加や応援をしていきたい」とあいさつした。WRSへの参加や研修会の実施などを盛り込んだ2025(令和7)年度の事業計画を決めた。
10月に市内原町区の福島ロボットテストフィールド(ロボテス)で開かれるWRSに出場する分科会の南相馬航空宇宙産業研究会とロボット開発研究会が出場機体の開発状況を説明した。
過酷環境ドローンチャレンジ部門に挑む南相馬航空宇宙産業研究会は、機体を飛ばした際の動画を交えながら今後の開発スケジュールを説明した。
プラント災害チャレンジ部門に臨むロボット開発研究会は現行の災害対応ロボット「MISORA(ミソラ)2」からの改良点を解説した。
引き続き懇親会を開き、WRSでの優勝に向け、関係者が気持ちを一つにした。