資源物中間処理施設が完成 1日4・5トンの処理能力 リサイクル率向上へ 福島県相馬市

 

運用を開始した資源物中間処理施設

 

2025/10/02 16:20

 

 福島県相馬市光陽4丁目にある市と相双環境管理事業協同組合の第3セクター・相馬リサイクルセンターの敷地内に、缶とびんを選別する一般資源物中間処理施設が完成した。1日、現地で落成式が行われた。

 2011(平成23)年の東日本大震災、2021(令和3)年と翌年の本県沖地震の被災や老朽化があり、応急復旧工事をして操業を続けてきた。耐震、省エネ、省力化を目指した新棟を建設していた。

 建物は鉄骨造り2階建てで延べ床面積577平方メートル。総工費は約3億660万円。缶・びんの選別圧縮機やガラス破砕機などを備え、1日当たり4・5トンの処理能力を持つ。今後は新たな機械の更新に対応できる施設にした。

 式典に約40人が出席した。神事を執り行い、安全な運用を願った。高橋義徳社長があいさつし、リサイクル率の向上に貢献していく決意を語った。関係者がテープカットし、建物の完成を祝った。

 

関連記事

ページ上部へ戻る