水害から命を守れ! 小川小(福島県いわき市)で出前講座 いわき建設事務所 崖崩れなど仕組み学ぶ

 

模型で水害の恐ろしさを学ぶ児童ら

 

2025/11/05 16:14

 

 福島県いわき建設事務所は4日、いわき市の小川小で出前講座を開いた。同校5年生約25人が参加し、水害などの自然災害から命を守る方法を学んだ。

 同事務所の木村晴信管理課主任主査(管理調整係長)ら職員と県砂防ボランティア協会のメンバーが講師を務めた。市内にも甚大な被害をもたらした2023(令和5)年9月の台風13号の写真などを示した上で、土石流、崖崩れ、地滑りなどの土砂災害が起こるメカニズムなどを解説した。

 災害から身を守るために、①普段から天気予報を確認する習慣をつける②事前に危険な場所を確認し、災害時に近づかない③緊急時の連絡先や避難場所を家族と相談して決めておく④早めの避難を心がける―といった要点についても学んだ。

 引き続き、模型を使って土砂災害の恐ろしさに理解を深めた。児童は真剣な表情で話を聞き、災害への備えの重要性を再確認していた。

 出前講座は12日にかけ、市内の小名浜二小、平二小、平三小でも催される予定で、今後も学校の要望に応じて随時実施するという。

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