24日まで「はじめての土偶」原画展 画家・安芸早穂子さん 縄文人の世界を表現 福島県南相馬市

縄文人の生活を復元画で紹介している安芸さん
2025/11/10 16:28
縄文時代の復元画を専門とする画家・安芸早穂子さんの作品を集めた「はじめての土偶 縄文人の暮らし」原画展は24日まで、福島県南相馬市原町区の市博物館で開かれている。
安芸さんは同市小高区の国指定史跡浦尻貝塚の浦尻貝塚縄文の丘公園にある巨大立体絵画「貝塚の樹」を制作し、縄文人の暮らしぶりを伝える手動式のスコープの原画を手がけるなど公園の整備に携わってきた。
原画展では「土偶女子」と称される文筆家の誉田亜紀子さんが執筆した「はじめての土偶」で使われた挿絵や、浦尻貝塚縄文の丘公園内の制作物の原画など合わせて32点を展示している。
自然とともに、豊かに生活している縄文人の世界を表現している。考古学に基づいた姿を分かりやすいタッチで描いた作品が、歴史や美術ファンの目を引いている。
展示初日の8日は安芸さんが会場を訪れ、創作の経緯や作品の見どころを紹介した。さらに浦尻縄文の丘公園にも訪れ、原画と縄文時代の暮らしぶりを重ねるツアーを繰り広げた。




