SNS発信で地域の魅力発信 大阪出身の朝野建大さんが福島県南相馬市の起業型地域おこし協力隊に着任

門馬市長(右から2人目)から委嘱状を受けた朝野さん(左から2人目)
2025/11/11 14:59
福島県南相馬市の起業型地域おこし協力隊に、大阪府出身の朝野建大さん(31)が着任した。企業や個人などに交流サイト(SNS)での発信の仕方や企画を提案し、地域の魅力掘り下げや活性化につなげる。
朝野さんは大学卒業後、塾講師やIT業、SNSのコンサル業などとして働いていた。1月、知人の紹介で南相馬市の地域おこし協力隊員を2泊3日で体験するイベントに参加した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響が現在まで続いていることに衝撃を受けた。
元々、地方創生に関わりたいと考えていた。大学時代にお笑いサークルに所属し南相馬市で漫才を披露した経験から、縁を感じて協力隊に応募した。
依頼に応じて、インスタグラムやTikTok(ティックトック)などのSNSを活用した発信の仕方や企画を提案する。朝野さんが自らSNSアカウントを運用する形式も検討している。
南相馬市役所で6日、門馬和夫市長から委嘱状を受けた朝野さんは「市内外の人に相馬野馬追など地域の魅力を届けたい」と意気込んだ。




