デフリンピックのサッカー14日開幕 Jヴィレッジ(福島県楢葉・広野町) 歓迎準備進

指さしボードやタブレットを備えて、選手受け入れの準備が整うJヴィレッジのフロント
2025/11/13 11:05
聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」のサッカー競技は14日、Jヴィレッジ(福島県楢葉・広野町)で開幕する。会場や近隣では国内外の選手や観客を迎える準備が進んでいる。
Jヴィレッジは耳が聞こえづらい人々と円滑にやりとりしようと、コミュニケーション用の指さしボードやタブレットをフロントに準備した。フロント担当の木幡博之さん(55)は「選手がピッチで力を発揮できるように全力でサポートする」と話す。
広野町と楢葉町は選手や観客に向けてのぼり旗を掲げ、歓迎ムードを盛り上げている。両町とも期間中は会場にブースを出し、地元産品などを紹介する。楢葉町政策企画課の五十嵐翔さん(36)は「世界から来る皆さんに復興が進む地域を見てほしい。全力で応援する」と意気込む。
サッカー競技は男子13カ国、女子4カ国が出場し、予選リーグと順位決定戦で競う。日本の男子は14日正午からオーストラリア、女子は15日正午から米国と初戦に臨む。試合は事前申し込み不要で、無料で観戦できる。15日には東京体育館の開会式を中継でつなぐサテライト開会式も行う。男女とも決勝は25日。




