平工高チーム測量日本一 高校生ものづくりコンテスト 福島県勢初、メンバー3人喜び報告

 

賞状とメダルを手に笑顔を見せる(左2人目から)緑川さん、古内さん、草野さん。左は深沢校長、右は斎藤科長

 

2025/11/19 09:56

 

 高校生ものづくりコンテスト全国大会測量部門(8~9日、高知市)で、東北地区代表の平工高土木環境工学科3年の草野優輝さん(18)、古内美南さん(17)、緑川空翔さん(18)が福島県勢初の日本一に輝いた。報告会が18日、いわき市の同校で開かれ、草野さんは「仲間と協力し、練習の成果を発揮できてとてもうれしい」と優勝の喜びを語った。

 測量部門には各地区代表など10チームが出場した。測量機器を使って五角形の辺の距離や角度を計測し、計算の正確さやタイムを競う。平工高は3人ともミスのない計算結果をはじきだし、10分前後のタイムで2位に7ポイント差を付けて優勝した。古内さんは「県大会と東北大会で緊張して計算ミスをしてしまった悔しさを糧に、メンタルを鍛えて満点を取れた」と胸を張った。

 3人は昨年5~6月ごろから大会に向けた勉強を始めた。土木環境工学科の斎藤裕文科長の指導を受け、放課後や自宅で課題を解いて計算の精度やスピードを磨いた。本番でも動じないよう、外部講師を招いた授業で必ず質問したり司会進行を担ったりして度胸を付けたという。緑川さんは「8月に全国出場を決めてから、毎日計算問題に取り組んできて良かった」と振り返った。

 深沢剛校長は「福島・東北の代表として誇らしい。日本一になったノウハウを後輩たちに伝え、良き伝統を築いてほしい」とたたえた。

 

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