被災地の現状を共有しながら震災と原発事故からの復興考える 福島県大熊町で「福島ダイアログ」

原発事故によって変容した土地と人のつながりや古里などをテーマに対話する安東理事長(右)ら
2025/12/08 11:19
研究視察を通して被災地の現状を共有しながら東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を考える対話集会「福島ダイアログ」は7日、福島県大熊町のCREVAおおくまで開かれた。
NPO法人福島ダイアログの主催で27回目。今回は「ふるさとへの思い―私たちはどこから来て、どこへゆくのか―福島の声」をテーマに催した。双葉郡在住者や復興に向けた活動に取り組んでいる関係者ら8人が土地と人のつながりがどのように変わったか、この先、どのように新しいつながりを生み出していけるかなどについて語った。
安東量子理事長は「復興を進めようという大きな声の中で置き去りの問題も多い。帰還困難区域の今後、教訓の伝承など向き合うべきことを語り合う場を設け続けたい」と話した。
6日は富岡町内の浜街道トレイルを歩き放射線量を測るイベントを開き、地域の実情を体感した。




