鈴木さん(平工高)警察庁課長賞 「命を守る」作文コンクール 交通事故遺族の話を聞き思い記す 福島県いわき市

小泉課長(左)から賞状を受けた鈴木さん(中央)。右は深沢校長
2025/12/11 15:11
平工高の鈴木遥也さん(情報工学科3年)は、警察庁主催の「『大切な命を守る』全国中学・高校生作文コンクール」で警視庁犯罪被害者施策推進課長賞を受賞した。
福島県いわき市の同校で賞状伝達式が行われた。県警本部の小泉剛県民サービス課長が訪れ、賞状を手渡した。鈴木さんは2年生の「命の大切さを学ぶ授業」で交通事故で息子を亡くした親からの話を聞き、作文を書いた。「命は有限」というタイトルで、事故の悲惨さや自分自身が今生きていることへの感謝をつづり、交通事故がなくなることへの願いを込めた。
深沢剛校長は「受賞は他の生徒にとっても大きな励みになるし、全校生徒に読んでほしい内容だ」とたたえ、小泉課長は「素晴らしい作品だった。『授業』を通じて命の大切さを理解してもらえたことがうれしい」と述べた。
鈴木さんは「一つの命の大切さを改めて感じ、その思いを作文にした。今は自転車通学をしているが、自分の命だけでなく、歩行者ら周りの命も大切に生活したい」と語った。




