鍼灸師の堀本大樹さん 「おおくま体操」完成 復興歩む福島県大熊町の健康増進へ お披露目で町民参加

 

おおくま体操を披露する堀本さん(手前)

 

2026/01/14 09:37

 

 福島県大熊町の鍼灸師堀本大樹さん(29)が考案した健康体操が完成した。東京電力福島第1原発事故により閉校して歌われなくなった大熊中校歌を伴奏曲として活用。「おおくま体操」として広く発信し、復興へと歩む地域の住民の健康増進につなげる。13日、町内の産業交流施設「CREVAおおくま」でお披露目イベントが催された。

 東日本大震災の発生日に大熊中校歌を胸に刻んで卒業した堀本さんが、原発事故で避難する町民と古里をつなごうと企画した。町民の体の悩みを聞いた上で、昨年8月から振り付けを考えてきた。地域に伝わるよさこいを感じさせる前屈、ひねりや万歳など簡単な動作を取り入れ、体全体がリフレッシュできる3分程度の内容にまとめた。高齢者らに配慮し、座りながらでもできるように工夫した。

 お披露目イベントには町民ら6人が参加。堀本さんの手ほどきを受け、歌詞に合わせて体を動かした。参加した町内の無職今野盛雄さん(73)は「震災前から校歌を良く耳にしていた。また参加したい」と話した。

 今後も町内の公共施設などに町民らを定期的に集めて体操を行う。近く、動画投稿サイト「ユーチューブ」で紹介し、自宅でも楽しんでもらえるようにする。堀本さんは「大熊の良さを伝えながら体操を広めていきたい」と決意している。

 

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